幼少期から絵を描くことが大好きで、漫画家として活動中のアヤ(@aokitaji)さん。現在は看護師・看護学生向けの総合Webメディア「ナース専科」にて、実際に看護師から募集したエピソードを基にした漫画を連載している。2023年3月に公開された「私は何も持っていない…目も、耳も、体も“持っていない”ある患者さんの話」は、病気によって自分の存在を否定し、絶望の人生を生きる患者のエピソードだ。本作を描いたきっかけや裏話などについて、アヤさんに話を聞いた。
※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。
読者の共感を生む工夫と、未知の病気への思い
本作に登場する患者は、自分はすでに死んでいる、あるいは体の一部が存在しないと思い込む「コタール症候群」の可能性があるという。漫画を描くにあたり、アヤさんは「読者の方々が、看護師さん側、患者さん側、双方の気持ちに共感できるような漫画に仕上げることができるよう意識しています」と語る。