「こっくりさん、おいでください」――。子どものころ、一度は耳にしたことがある“こっくりさん”は、明治時代以降に広まった降霊術の一種ともいわれている。そして、こっくりさんには決して破ってはいけない2つの掟が存在し、破った者に何が起こるのかが本作で描かれる。
『鬼の居る間にわたしたちは』の主人公は、怪異が見える特異体質の女子高生・螢。見えないふりをして日常をやり過ごしていたが、転校生のあざみに危険な怪異が取り憑いていることに気づく。あざみ自身には見えないものの、螢と手をつないでいる間だけ怪異が見えるようになり、2人は次第に距離を縮めていく。
作者が語る“怖いのにやってしまう”魅力
本作を描いたのは、ホラーや都市伝説系作品を得意とする三ノ輪ブン子(@minowabunko)さん。自身も小学生のときにこっくりさんを体験したそうで、「明らかに力を入れている人の指の爪が白くなっていたことを覚えています(笑)」と当時を振り返る。「もしかしたら本当に勝手にコインが動くんじゃないかと結構怖くて、ドキドキして楽しかったですね」と、独特の魅力について語った。