モラハラ(モラルハラスメント)とは、暴言や人格否定など倫理や道徳に反する言動によって相手に精神的苦痛を与える行為のことで、職場や家庭では、こうしたハラスメントが問題となっている。なかでも近年、言葉や態度で精神的に支配していく「モラ夫」に苦しむ妻たちが、SNSにその苦しみを綴るなど、その実態がつまびらかにされてきている。
そんなモラ夫を「モラ夫解体屋」の力を借りて成敗し、人生をリスタートさせていく妻たちの姿を、オムニバス形式で描いた漫画『モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?』について、同作のシナリオを担当するかうちさんに話を聞いた。
――本作にはいろいろなお話が収録されていますが、特に注目してほしいシーンやセリフを教えてください!
Case1「さよなら、永遠の独身気取り夫」で、ほかのお母さんたちが託児カフェ「mirage」で夫の愚痴を話している中、美咲が「私たちの生活は夫がいてこそなので…私なんかが文句を言える立場じゃないんです」と話す場面です。美咲自身が夫の価値観を飲み込み、自分で自分の口をふさいでしまっている場面にしました。長い間否定され続けてきた人の苦しさが表れていると思います。