バイトから正社員となり、15年間実直に勤め続けてきた。しかし、待っていたのは連日の深夜残業と、パワハラ上司の圧力、そして手取り10数万円という過酷な現実である。SNSで働く人々の共感と涙を誘っているのが、あおいし(@ao144444)さんのリアルエッセイ『残業ねこ』だ。
主人公のねこくんは、ストロング缶と値引きシールのお惣菜を自分への「ご褒美」に、日々自分を鼓舞し続けてきた。しかしある日突然、理由のない涙が溢れ、布団から出られなくなる。それは、長年無視し続けてきた体からのSOSであった。
極限状態の限界と、体が出したSOS
主人公のねこくんは、劣悪な労働環境に耐えながら日々を過ごしていた。過酷な勤務の疲れを癒やすのは、夜遅くに購入する値引きシールのお惣菜とストロング缶だけ。限界を超えて働き続けた結果、ある朝突然身体が動かなくなり、理由のない涙が止まらなくなってしまう。自分が想像している以上に、心と体は悲鳴を上げていたのだ。