大学の友達・夕子が、元カレと付き合い始めた。夕子は「私は恋愛したことないからいい機会」「今は別れて友達なんでしょ?」とデリカシーのないことを言う彼女の態度にイラつきながらも、“私”は友達でいる――。そんな複雑な友情を描いた、宮子玲子(@015_3625)さんの「フローティング・夕子」を紹介するとともに、制作の経緯を聞いた。
「相手のすべてが好き!」というのは難しい?リアルな友人関係を描く
授業に真面目すぎたり、古臭い言葉使いを好む青峰夕子。クラスでもどこか浮いていて、唯一の友人である若葉も夕子のことは嫌いではないがデリカシーのない発言は苦手だった。
若葉が元カレに振られたこと、そしてその元カレと付き合い始めた夕子について今の気持ちを真摯に話したときも、夕子は「フラれた立場の気持ちってすごく気になってたの」と、若葉の気持ちを小説の資料としてメモを取りだしてしまう始末…。