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  • NHKの連続テレビ小説『ブラッサム』が2026年9月28日にスタートした。モデルとなった宇野千代(以下、千代。記事内敬称略)は、大正・昭和・平成にかけて、小説家のほかに編集者や着物デザイナーとしても活躍した多才な人物だ。


    1914年(大正3年)、岩国高等女学校の卒業写真。前列右より2人目が宇野千代


    代表作のひとつである、錦帯橋や岩国の町並みが登場する『おはん』や、生家を舞台とした『風の音』など、岩国を舞台とした多くの作品を残している。そんな彼女の足跡をたどる、ゆかりのスポットを紹介する。


    宇野千代と写真が撮れる!?生家にあるフォトスポット


    今も残る宇野千代生家


    宇野千代は1897年(明治30年)山口県生まれ。岩国高等女学校を卒業したあと、1921年(大正10年)に短編小説『脂粉の顔』でデビューした。小説家として活躍する一方、ファッションデザイナーや会社経営者としても活躍。


    4度の結婚・離婚や借金、病気など波乱に満ちた人生を送ったが、「何でもおもしろがるのが私の癖」(『生きていく私』より)と語るほど、天真爛漫で楽観的な性格だった。1990年(平成2年)には岩国市の名誉市民となり、98歳で生涯を閉じるまで故郷とのつながりを大切にした。


    宇野千代の生家


    岩国市には今も千代の生家が残り、観光施設として一般公開されている。建物は明治初期に建てられた、もともと庄屋の家だったもので、千代の父が実家に頼んで中古物件として購入した。


    宇野千代直筆の表札


    その後、家族が長年暮らしていたものの、建物の老朽化が進んだため、1974年(昭和49年)にほぼ昔の姿のまま復元され、2007年(平成19年)には国の登録有形文化財に登録された。仏間には、数々の名作を執筆した文机が当時のまま残されている。


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