メンズエステを舞台に、訳ありな客たちの心を癒していく人間ドラマ『メンエス嬢加恋・職業は恋愛です』。肌に触れることで相手の感情や傷を感じ取るメンエス嬢・加恋が、悩みを抱えた客たちと向き合っていく物語だ。作者は蒼乃シュウ(@pinokodoaonoshu)さん。今回は、亡き妻への後悔を抱えて生きる男性・池尾仁志のエピソードを紹介する。
哀愁漂う65歳男性と「訳あり」の背景
登場するのは65歳の男性・池尾仁志。「僕みたいなおじさんが、こんな所に来てマッサージを頼むなんて変だろう?」と遠慮がちに語る彼には、簡単にはほぐせない深い悲しみがあった。
蒼乃さんは「年配の男性客も描いてみたかった」と明かす。ただの「普通にメンズエステへ通う中年男性」では物語が動かなかったため、「哀愁漂う老紳士」という人物像を設定したことで、一気にストーリーの深みが増したという。