SNSやブログ「横山家のマンガ。」などで、『戦国コミケ』『新しいパパがどう見ても凶悪すぎる』など数々の人気作を発表し、ファンを魅了し続けている漫画家・横山了一(@yokoyama_bancho)さん。今回は書籍化された注目作『どちらかの家庭が崩壊する漫画』を紹介する。
2つの家庭に潜む闇とキャラクターの劇的な変化
話題を呼んでいる本作『どちらかの家庭が崩壊する漫画』は、薬師寺家と毒山家という2つの家庭に潜む闇を描いたサスペンス作だ。一見すると普通に見える家族の陰に複雑な問題が隠されており、読み進めるほど“崩壊するのはどちらなのか”という不穏な空気に引き込まれていく。
本作の大きな魅力となっているのが、キャラクターたちの変化と成長だ。なかでもユイの変化は印象的で、当初は自分の思いをうまく口にできなかった彼女が、物語を通して少しずつ強さを身につけていく。作者の横山さんは「自分の意見を言えるようになってくれたらいいなとは思っていた」と振り返り、「後半に身につけたたくましさは僕もびっくりしました」と当時の心境を明かす。