ウォーカープラス
  • 水ムーちゃんねる 隣の晩怖談(8巻) 著:水村友哉


    身近な日常に潜む不可解な恐怖を描き、ショートドラマ化されるなど多くの怪談ファンを震撼させてきた実話怪談漫画『水ムーちゃんねる 隣の晩怖談』。2026年に発売された第8巻をもって、ついに堂々の完結を迎えた。


    今回は、全8巻を描き終えた著者・水村友哉さんにインタビューを実施。完結を迎えた現在の胸中や、リアルな恐怖を漫画に落とし込むための取材・作画のこだわり、さらには執筆中に起きた背筋の凍るような出来事まで、制作の裏側を聞いた。


    【漫画】切ないホラー「出会えてよかった」を読む 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ「出会えてよかった」02 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ「出会えてよかった」03 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ「出会えてよかった」04 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ「出会えてよかった」05 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ「出会えてよかった」06 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ「出会えてよかった」07 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ「出会えてよかった」08 画像提供:「水ムーちゃんねる 隣の晩怖談」(C)水村友哉/ヒーローズ


    「まだ描ききれていないエピソードもある」全8巻完結への思い


    ――最終巻となる第8巻が発売され、全8巻を描き終えた今、どのようなお気持ちでしょうか。


    正直なところ、まだ描き終えたという実感がありません。当初は「まずは5巻まで描き続けられたら」という目標を掲げていたので、それを大きく上回る全8巻を世に送り出せたこと、そして怪談系のYouTube番組などにも出演させていただけたことは、驚きとともに感謝の気持ちでいっぱいです。実は、まだ描ききれていないエピソードもあり、「これからも描き続けたい」という強い気持ちがあります。ただ、こうした怪談作品を執筆していると、少しずつ身の回りに“恐怖”が近づいてくるような感覚もありまして……。


    そのため、一度ここで少し休憩を挟みつつ、じっくりと次の取材を重ねていきたいと考えています。『隣の晩怖談』は必ずパワーアップして帰ってきますので、ぜひ楽しみにお待ちいただけるとうれしいです。


    原点は『ゲゲゲの鬼太郎』。怪談ブームの中で再燃した情熱


    ――改めて、実話怪談を漫画として描こうと思ったきっかけを教えてください。


    私の漫画家としての原点は、水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』にあります。その影響もあって、幼少期から妖怪や幽霊、オカルト的な恐怖には人一倍興味があり、「いつか自分もこういう世界観の漫画を描いてみたい」とずっと思い続けていました。


    実は、子どもの頃の私はものすごく「ビビリ」だったんです(笑)。今でも怖がりなところは変わりませんが、大人になるにつれて精神的にも少し強くなったのか、恐怖という感情や心霊現象に対して、以前よりも客観的に、そして深く向き合えるようになってきました。


    そんななか、コロナ禍に入った頃から、世間でじわじわと怪談ブームが盛り上がっているのを感じていました。その空気に触れたことで、自分の中で長年眠っていた「やっぱり怪談が大好きだ!」という気持ちが一気に再燃し、実話怪談を描こうと思ったのです。


  • 続きを読む