「異常が認められたらどうしたらいい?」恐れていた一歳半健診が近づいてくる…初めて問診票欄に「いいえ」をつけた日【作者に聞く】
2024年4月12日
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知的障害+自閉スペクトラム症の長女とイヤイヤ期の次女の育児に奮闘しながら、自閉症育児の悲喜こもごもを発信しているにれ(@nire.oekaki)さん。子どもの成長への不安や悩みを赤裸々に描いていて、大きな反響を呼んでいる。
にれさんが新たに描き下ろした漫画とエッセイを加えた電子書籍「今日もまゆみは飛び跳ねる~自閉症のわが子とともに~」が発売された。
ウォーカープラスではこの電子書籍の中から特に印象的な漫画を、にれさんのエッセイと共にご紹介。日々思い悩みながらもなんとか前に進むママと、確かに成長していく娘の姿を描く、共感必至エピソードをお届けします。
受けるのが怖かった一歳半健診
まゆみの発達の遅れに気がついて以来、ずっと一歳半健診の日を恐れていました。わが子が正常か否かを公的に判断される審判の日のように感じていたからです。この頃は「親子で努力すれば定型発達の範囲に届くかもしれない」と考えていた時期でもあり、来る日も来る日も発達を促すとされる遊びに取り組んでいました。